【「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」のウソ】

苫米地英人さんの著書に「なるほどなあ~」と思った所があったので、紹介したいと思います。

「信用」を無くす事を怖れてなかなか行動出来なくなっている人がいるけれど、確かに「本当の信頼関係」が作れていれば、少々の失敗では揺るがないはずなんですよね。

「真剣に挑戦した結果での失敗」を受け入れて貰えないのなら、それは本当の信頼関係が作れていなかったのか、あるいは相手がそういった挑戦する気概を理解出来ないレベルの人間だっただけかもしれないなと思います。

以下、抜粋です。

「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」という言葉があるが、これは矛盾に満ちている。

テレビに出ていただけで、知事になった人もいるのだから、信用が如何にあやふやなものか分かる。その芸能人がどんな政治観を持っているかなど、知らない人の方が多かったはずだが、彼は「信用」されて選挙で勝ったのだ。

「失うのは一瞬」の方は、かなり多くの人が口にするが、本当に信用されていれば、一度や二度の失敗で信頼関係が壊れてしまう事などあり得ない。

もしこの言葉が正しいのなら、「信用を得る」ためには、何年間も一度のミスもなく、成功し続けなければならなくなる。しかし、そんな人物が本当にいたら、逆に人から信用されないはずだ。

なぜなら、そういう人は何一つチャレンジしていない人だからだ、

仕事で考えれば、すぐに分かる。同じ事を、上司に言われた通りにしていれば、少なくとも、その人の失敗にはならない。

しかし、それは褒められる事だろうか?可能性の芽を潰し、チャンスがあっても見向きもしなかったからこそ、失敗しなかったのだ。

結局、「信用を得るのは難しいが、失うのは一瞬」という言葉は、「旧来のやり方を無批判に続けなさい」という「奴隷化のための刷り込み」なのだ。

本当は、信用を得るのはとても簡単。例え失敗しても、創意工夫して成功を目指せばいいだけだからだ。

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