【男達の落ちる罠】

面白いですね~。世の男性達でこれを言われた事がある人はかなり沢山いると思う(笑)

真面目な話、こういう男女の脳の違いで、男女関係だけではなくて仕事や社会においても色々なトラブルが起こっているはずと思うので、こういった知識を子供のうちからちゃんと教えておくべきやと思う。

以下、黒川伊保子さんの文章を抜粋して紹介します。

【男達の落ちる罠】

男性脳には、「遠くの動くもの」に、瞬時に照準を合わせる習性がある。

長らく狩りをしながら進化してきた男性脳は、動くものを発見したら、それが獲物であれ敵であれ、瞬時に察知して、そこまでの距離を正確に算出しなければならないからだ。

それが見渡す限りの広い開空間であれ、レストランの様な閉空間であれ、変わらない。目の前に広がる空間のあらゆる点をチラ見して全体を把握し、特に動くものには、かなりの集中力で注視する。

それは、優秀な男性脳の証。

危機を察知して身を守り、確実に獲物を持ち帰る、戦略に長けた脳の自然な行為なのである。

しかし、これが時に物議を醸し出す。

「レストランで、壁際の二人席に座る時は、絶対に女性を壁際に座らせる。男性が壁際に座るカップルは上手くいかない」

理由は、壁を背にして座ると、店全体を眺める事になるからだ。男性の目線は、店全体を泳ぎ、扉を開けて入ってきた女性や、テーブル間を動くウェイトレスに、しっかりと照準を合わせてしまう。

これは、「狩りをしながら進化してきた男性脳」の自然な所作なのだが、ロマンティックモードの女性脳には、「自分に集中してくれない。気のない男性」に見えてしまう。

女性脳は、目の前の「動かないもの、比較的動きが緩慢なもの」への集中力の継続が半端ではない。居所を守り、物言わぬ赤ん坊を察する力だけで育て上げてきた性である。

咄嗟に潜在意識で取る行動は、顕在意識では止められない。

男女は、無意識のうちに咄嗟に取る行動が真逆なので、相手の「誠実」(空間をチラ見する事で、恋人の身を守る行為)に「不実」(他の女性に目移りしている)を感じてしまうのである。

男たるもの、自分の立ち位置(座り位置)には、心を砕いた方がいい。

黒川伊保子(脳科学・人工知能研究者)

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