開かれた心で真実を見抜く①

テニスのジョコビッチ選手の著書ですが、ただ単に健康法、食事法について書かれたものではなく、食べ物や食事の方法を通して、自分の物事の見方や思考のクセを直していく事の重要性についても語られています。

また、戦時下で爆撃のある中で育った経験から、社会で起こる問題に関しても、公に流されてくる情報を、冷静に判断する事の重要性についても延べられていて、本当にいい本だと思います。

以下、オープンマインド(開放的思考)を保ち、物事の本質を見抜く事の重要性を述べた部分を抜粋して紹介します。

多くの人は懐疑的になれば、悪意のある他人に騙される事はないと考えている。
今日の思考の根本は、論理的・理性的・現代的だ。「これが有効だという証拠を見せてくれ」と相手に言う事だ。そして、懐疑主義は多くの場合、当然の事だとされている。
しかし、例えばインターネットはあらゆる分野の「権威ある」情報を与えてくれるが、どうしてそれが本当に正確だと信用出来るのか?
全ての「専門家」のアドバイスには「背景」があり、例え相手が本当にあなたを助けようとしているかに見えても、それが「最終的には相手のためにもなる場合がある」事に気付くべきだ。
だから、懐疑心によって新しいアイデアを拒絶しないようにしながら、「”証明された”もの」と「新しい情報」の両方を精査する事が大切なのだ。
あなた自身だけが、あなたに関する最終的な権威なのだ。時には何か新しい事をわざと試し、自問して自分自身の答えを見つけなければならない事がある。「これは私に有効なのか?」
この本当の意味がお分かりだろうか?
自らに対して、客観的に分析しなければならないのだ。
そこにはオープンマインドが必要となる。
それが出来る人は多くない、いや ほとんどの人はやろうとすらしない。

続く

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