「体」と「心」と「頭」をバランスよく育てるにはどうしたらよいのか?

昔、書いてたブログにいい記事があったので、転載します。

シュタイナー教育。 色々、言われる事もあるけど、とてもいい所があると思います。

シュタイナーの思想が広くて深過ぎるので、教える側が理解し切れず、勝手に自分達の解釈を入れてしまうからおかしくなっている部分があるんじゃないかな、と思うんですけどね。

備忘録のために適当にネットから抜粋してみました。

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【シュタイナー教育】

「からだ」と「こころ」と「あたま」をバランスよく育てるにはどうしたらよいのでしょう。
ルドルフ・シュタイナー博士は、人間の成長の段階を「7年」ごとに分けて考えました。

●0~7歳 …「からだ」を育てることが一番大切な時期
●7~14歳 …「こころ」を育てることが一番大切な時期
●14~21歳 …「あたま」を育てることが一番大切な時期

シュタイナー教育としては、この「順番」を守ることが大切だと言われています。

たとえば、知能を発達させるのは早ければ早いほどがいい、という考え方があるとします。
それに対して、「あたま」=思考力を中心的に育てるのは14歳以降がベスト、その前には、「からだ」=手足をたくさん動かしたり、「こころ」=感情を豊かにするような体験をたくさんすることのほうが大切です、というのが、シュタイナー教育の考え方です。

シュタイナーは、幼児期は、健康な「からだ」を作ることが一番大切な時期だと提唱しました。
手足をたくさん動かして遊ぶことが、骨や筋肉や内臓の発達はもちろん、「思い通りに体を動かす」という経験の繰り返しから、「意思」の力や「想像力」の発達にもつながるそうです。

テレビやゲームは、どうしても一ヶ所にじっとして見ることが多くなります。そのため、内容には関係なく、この時期にはあまり推奨されないのだと言います。大量の情報を一度に浴びるので、「あたま」が忙しくなり過ぎてしまう、ということもあります。

音楽や歌も、テレビやCDを通してより、大人が目の前で歌ってあげたり、鉄琴などの簡単な楽器で演奏してあげた方がよいという考え方だそうです。

同じ考え方から、7歳になるまでは「文字」や「数字」を教え込むこともありません。

○子どもが安心してゆっくり成長できる環境

小さな子どもは、色々なことをどんどん吸収する力を持っていますよね。
だからこそ、早くから色んなことを教えて、どんどん「刺激」を与えることが発達を早める、という考え方もあります。

それに対して、シュタイナー教育では、小さな子どもは吸収力が高いからこそ、刺激を与えすぎない方がよい、と考えるそうです。ピンク色のカーテンや木製のおもちゃに囲まれた、温かみのある環境は、子どもに「安心感」を与えます。

安心感のある環境で、自分のペースでゆっくり成長することが大切、とシュタイナー教育では考えられているそうです。

ただし、それは「からだ」を育てる幼児期の考え方。
7歳以上になると、子どもにとって必要とされることも変わってきます。小・中等部のカリキュラムでは、「こころ」を育てるために、様々な分野に渡ってたくさんの経験や体験が提供されています。

「あたま」を育てる高等部になれば、高等数学を学んだり論文を書いたり、パソコンやネットを駆使する生徒もたくさんいます。テレビもずっと禁止されているわけではありません。

「現代」を否定しているわけではなく、あくまで、子どもの健全な成長のために、適切な時期に適切な刺激を与えていきましょう、という考え方だと言えます。

「目指すのは「自由」な生き方ができる人間」

そんなシュタイナー教育が目指すのは、「自由」な生き方ができる人間に成長することです。これは、単に勝手気ままという意味ではなく、「自らの意思によって行動できる」というような意味だそうです。

○シュタイナー学校の卒業生は?


シュタイナー学校の卒業生で、日本人に知られている人はあまり多くありませんが、俳優の斎藤工さんは小学校までシュタイナー教育を受けており、様々なインタビューでシュタイナー教育について話しています。

また、「果てしない物語」「モモ」などの作者である児童文学作家ミヒャエル・エンデも、一時期シュタイナー教育を受けており、シュタイナーの思想にも大きな影響を受けていることを語っています。

俳優の斎藤工さんを見ると、その幅の広い活躍ぶりは、自由でいながら芯がある、という印象を受けます。ミヒャエル・エンデも、児童文学でありながら、時代に流されない奥の深い作風が特徴です。

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体→心(感性)→頭(知性)
昔の日本の教育と同じですね。
頭でっかちを戒め、まず体で覚えさせる。それが本当の躾け。
それが出来てから、心の教育を行う。

頭は最後でいい。知識を先につけると人間性がおかしくなる。

昔風に言うと、
体育→徳育→知育、の順。

これって戦前までは、日本人にとって当たり前の事やったんでしたよね。多分、世界中の民族が、狩猟採集とか、それぞれ昔の風習を受け継いでいた頃は、みんなこういう教育やったと思います。文明化されてどんどん、本来の子育てから離れていったんでしょうね・・・。

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