みそ作り


今日は、知り合いのとても料理上手な方に教わって、味噌作りをしてきました。
全く初めての経験でしたが、楽しく行うことが出来ました。

左が完成品。右はその材料、青大豆。

日本で生まれ育ったら、誰もが物心つく前から親しんでいる伝統的な食べ物ですが、こんなふうにして作られているんだな、手間暇かかっているんだな、と感じました。

今日、行った作業は、あくまで自分が行う工程であって、ここから先は、菌が発酵させ熟成してくれるという大切な部分があります。

出来上がるのは、少なくとも半年後。もっと熟成させると、さらに美味しくなるそうです。


どんな物事でも、「自分でそれを作る」「実際に行う」となると、その裏側にある部分=準備・実行・後始末といったことが分かってきますね。


物事の裏側、陰陽の陰の部分。優雅に浮かぶ水鳥の水面下での肢を掻く動き。
そういった裏側の領域が見える様になる事が、自分という人間に深みを与え、人生を豊かにしてくれるんやな、と思います。


食に限らず、人間が生きる上での基本的な部分を学びながら、今、社会で起きている色々な出来事の本質を見抜く目を養っていけたらいいなあ~と思っています。

「発酵」とか「熟成」ってええ言葉ですね。普段でも使う言葉になっているけど、本来はここからですもんね。

食べる物がよりおいしく変化する様子を人間や他の物事に当てはめた言葉。

熟年」とか「熟女」といった表現がありますけど、その言葉の成り立ちを考えると、とても深みのあるええ言葉やなあと思います。

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