コミュニケーション力について②
続きです。
コミュニケーションの中身。
これをきちんと押さえていないと、人の関係は上手くいきませんよね。
自分は今、相手に何を伝えたいのか?
相手のどの部分を理解したいのか?
ここをしっかりと見極めていないと、すれ違いが起こってしまう。
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「意味と感情」、この二つの要素をつかまえておけば、コミュニケーションの中心を外す事はない。
情報という言葉は、感情の次元をあまり含んでいない言葉だ。情報伝達としてのみコミュニケーションを捉えると、肝心の感情理解が疎かになる。人と人との関係性を「心地よく濃密にしていく」事が、コミュニケーションの大きな狙いの一つ。
従って、「感情をお互いに理解する」事を抜きにすると、トラブルの元になる。
仕事上のやり取りで、一見、情報だけを交換している様に見える時がある。
そういった状況でも、「感情面に気を配ってコミュニケーションしている人」と、「そうでない人」とがいる。
両者の間では、仕事の効率や出来・不出来に違いが出る。
人間は「感情で動くもの」だ。
情報交換をしている時でも、「同時に感情面での信頼関係を培う」事の出来る人は、仕事がスムーズにいき、ミスもカバーしやすい。
トラブルが修復不可能にまでなる時には、必ずと言っていい程、感情の行き違いがある。
コミュニケーション力とは、「意味を的確に掴み、感情を理解し合う力」の事である。
齋藤孝(明治大学教授)
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相手と「意味」を共有したいのか?
心の交流、心情の理解をしたいのか?
混ん二つの「どちらを求めているのか」で、コミュニケーションの方法はまるで変わる。
幼い頃から少しずつ、「今、自分はこの二つのうち どっちをしいるのか?」を意識させていくと、コミュニケーション能力は飛躍的に上がると思います。