思い込みの壁

【不食の人】

随分、前に読んだ本ですが、ちょっと紹介。多分、この本は前にも紹介しているはずなんですけどね。

不食。

食について、突き詰めていくとここにいくと思います。糖質制限も玄米菜食も、ベジタリアンもヴィーガンも、そんな違いなど全く意味はない。最強の食理論。何も食べない(笑)

この人、ずっと食べずに生きているそうなんですよね。誰かと会食とか言う時には、合わせて食べるらしいんですけど。青汁だけの恩で生きている人とかは、それなりの数がいるけど、そこからさらに進むと、不食へ辿り着く事が出来るらしい。理屈でいうと、腸内細菌が栄養を作りだす様になっていくそう。

ちょっと違う話で例えると、パンダって腸はクマと同じそうなんですけど、腸内細菌が違っていて、「笹」を食べると腸内細菌がパンダに必要な栄養を腸内で生み出して、それを吸収してパンダは生きているそう。寄生させているみたいなもんらしいんですよね。

それと同じ事を人体もやっている。腸内細菌の種類によって、人は民族レベルでも、個人レベルでも、それぞれ合う食べ物が変わってくる。

「ほんまにかいな~」と思いながら、読んだけど、多分この人ほんまもんやなと思ったのが、自分なりの結論でした。

青汁のみで生きられる」ところから、「不食」という最後の境地に辿り着くために必要なのが、「意識の変換=”食べないと死ぬ”という”思い込み”を外す」事なのだそうです。

スポーツの世界でも、誰かが「もうこれ以上は人類には不可能」と言われていた記録を破ると、その後「数人が立て続けにその記録を破る」という現象が起こります。それ位、人の思い込みというのが、人間の能力の発揮を妨げているというのは確かですよね。

人生から「食べる楽しみ」を無くすと文字通り味気なく、寂しいと思うので、不食を進めるわけでもないし、僕もこの方向を目指すわけでもないのですが、人間の可能性という意味で知っていると面白いと思っています。

人は自分自身で「思い込みの壁」を作っていて、その牢屋の中で苦しんでいるだけやと思っているんですよね。

Follow me!