求めるものが人をつくる

自分が自分に何を求めているのか?

周囲の人間が、自分に対して何を求めているのか?

この二つを上手く調和させて、融合する事が出来る人は、人間社会を上手く、楽しく泳いでいける人間になれるのだと思う。

独り善がりでも、相手の望む事だけでも、人は幸せにはなれないんですよね。自分の望みと、相手の望みを調和させる能力を身に付けたいなと思います。

以下、「人を束ねる」 名古屋グランパスの常勝マネジメント( 久米一正著)より抜粋して紹介します。

【選手に求める4つのこと】

プロサッカー選手を名乗りながら、実は観客が何を求めているかを真剣に考えず、自己満足のためにプレーしている者もいるのではないだろうか。この点についても、きちんと整理し、新人選手に叩き込んでいる。

グランパスではサッカーの魅力を「速い試合展開」「感動的なゴールシーン」「懸命にボールを追いかける姿」「鮮やかなテクニック」「11人のチームプレー」とまとめている。

その点を踏まえた上で、選手に次の4つの要素を求めている。

「闘争心(真摯な姿勢)」

「積極性」

「フェアプレー」

「精神力(9分間の集中)」

フェアプレーというと、「汚いプレーをしない」「審判に抗議をしない」「スポーツマンらしく振る舞う」という説明で終わってしまう事が多いが、それをもっと深く考察し、その意味をはっきりさせている。

選手にはこう伝えている。「フェアプレーとは、ただの綺麗事ではない」「自分とチームの商品価値を高める非常に重要なものである」「クラブにとってのビジネス上の大切な商品である」フェアに戦う事によって、観客は爽快感を覚える。フェアに戦えば、人々の共感を呼び、クラブが支持され、観客を増やす事が出来る。

だから、フェアプレーとは大事な商品なのだ。

観客はフェアプレーにお金を払うと解釈しても間違いではないだろう。フェアプレーが価値を生み出す。フェアプレーとは,クラブにとっても、選手にとっても、大事な財産なのだ。

そう考えると、選手はフェアプレーを大切にする。

接触プレーで審判が判定を下す度に、文句を言っている選手がたまにいるが、これほど見苦しい事はない。選手が審判に詰め寄る事で、プレーが寸断される。

お客さんはサッカーを見に来るのであって、抗議のシーンを見に来る訳ではない。「さっさと次のプレーに移れ」と言いたくなるのは私だけではないだろう。

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