「人間関係の悩み」の本質は自分にある

「人間関係の悩み」は、相手にあるのではなく、「自分自身の在り方」という心の根底にあるものにこそある。

ネットのある記事を読んで考えたこと。

人間関係に疲れるのは「気を使いすぎ」だから。「人と深く関わる必要はない」と心理学研究でもわかっている

別にこの記事を否定している訳ではなくて、ここに書いてあるのも凄く真っ当なアドバイスだとは思うのですが、これだけだと表層的な部分で終わると思うんですよね。対症療法であって、根本療法ではないというか。

対人関係で人が悩むののは、他人との付き合いの中で、「自分自身の生き様、内面」というものが「浮彫」になってしまい、自分のその在りのままの姿を見るのが辛いから。「見たくない自分、普段は自分にも他人にもウソをついて隠している、嫌な自分、弱い自分を見せられてしまうから」なんですよね。

それは心理テクニックで、解決出来る様な甘いレベルのものじゃない。

悩みの本質は、「自分自身に対する自信の無さ」。

その自信の無さが、「自分は相手からどう思われているか?」という、「怖れ」を生み出し、それを勝手に「自分は相手に気遣っている」と都合よく勘違いしているだけに過ぎない。

そして、そこにさらに相手を「自分の都合のいい様に使おう、利用しよう、コントロール下に置きたい」とか、「上手く手懐けたい」「自身の派閥に引き入れたい」とかいう利己心が働き始める。

人は人。

人間にはそれぞれ自分の想いがあるし、それが上手く噛み合えば一緒に過ごせばいいし、合わなければ離れたらいい、と考えていれば人を囲わなくなるし、人に執着しなくなる。

そういう感覚が身に付けば、人に対していつも自然体である様になるし、心を平安に保てる。

他人の動向に左右されない、確固たる己を築く事が出来る様になる。

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