当アカデミーでは、「目には見えないモノに対する、体の生理的な反応」、それを心と定義します。

見えるモノに対する反応は、単純で分かりやすいですね。暑いから汗が出る、寒いから筋肉や肌が収縮する、運動すると呼吸が荒くなり、心臓がバクバクする、といったものです。

しかし、これと同じ様な生理現象が、こういった目には見えない時にでも発生しますよね。嫌いな人がそばに来たら筋肉が硬くなる、嫌な事を言われたら胃がムカムカした、本番で緊張して呼吸が浅くなり、心臓がドキドキした、といったものです。

もっと分かりやすく言うなら、幽霊の様なものが見えた瞬間、背筋が凍り付き、息が止まり、心臓が止まりそうになった」なんていうのがいい例かもしれません。

何も周囲の気温が下がった訳ではなく、危害が加えられた訳でもありません。自分の肉体に何も具体的な影響、実害はないにも関わらず、実際に自分の体に、生理現象に大きな変化が起こる訳です。

これが、人が「心」と呼んでいるものの正体です。

 → 「心と精神」