人間の知識を超えたもの

トレーナーとして、フィジカルな部分、肉体を鍛えたり、整えたりする方法を研究する一方で、そういった人類が証明してきてはいない分野を否定する事はしてはいけないのだと考えています。

そういった意味で、この医師でもある矢作先生の著書はとても興味深く、何冊も読んでいます。

本当に科学的な視点というのは、こういう姿勢ではないか？と思った部分を｢人は死なない。ではどうする？｣から紹介させて頂きます。

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霊魂の研究に没頭した近現代の科学者達の、不思議を解明したいという情熱に敬意と共感を覚えています。

一方、そうした研究に対して非科学的というレッテルを貼り、それらの不思議を全否定してしまう科学者達に、私はどうしても組する気にはなれないのです。

人間が、この世界や宇宙について知っている事は、本当に微々たるものに過ぎません。そのわずかな知識の外にある様々な現象ーーそれ貼り霊的現象だけのですとどまりませんがーーを、単に科学で証明されていないという事だけを理由に、頭から否定する事は出来ないと考えてしまうんです。

矢作直樹

東京大学 医学部教授･東大病院救急部･集中治療部 部長(出版時の肩書)