大和言葉と言霊
Facebookで吉野先生の記事を読んで思い出した事を書いてみます。
昔、神道の色んな宗派をまわって色々と教わって居た事があるのですが、日本語というか大和言葉の奥深さを知って毎回、感動していました。
一番、「おお!」と思ったのが「ひ」という言葉。
「ひ」はエネルギーを意味する。
見えるエネルギーにも、見えないエネルギーにも、大和言葉では「ひ」を使っていた。
そこに漢字が導入されて、
そういうものに「火・陽・日・灯・霊」という感じを当てていった。
大きなエネルギーが出るから、「太陽」「お日さん・お陽さん」
光や温めるエネルギーを出すから「火」
見えないエネルギーには「霊(ひ、と読む)」
それが留まるから「霊止(ひと) → 人」とか。
全部が本当かは分かりませんけど、多分そうなんちゃうかな~?と思っています。
記事にある「つ」は、三重県の「津」市や滋賀の「大津」市など、港のある所に残ってますね。
子供の頃、三重県の「津」は一文字で変な名前やな」と思ってたけど、「港」という意味を知って「おお~!なるほど」と感心しました。
以下、吉野先生の記事を転載
【シリーズ、吉野敏明の真の歴史を辿る その③ 古事記・日本書紀などで『天津神・国津神(あまつかみ・くにつかみ)』と出てくる『律(つ)』とは、一体何なのか 日本語の語源と言霊を連休最終日に考える】
さて、ゴールデンウィークの最終日です。生憎、今日は雨ですが皆さんは如何お過ごしでしょうかわたくしは暦通りに働き、日祭日は新しく出版する本の構想やその原稿の執筆、YouTube動画作製の構想とその為の勉強などを、暗いうちから起床して行っています。もちろん、起きたら毎朝、掃除床拭き洗濯ゴミ捨てペットの世話をしてから仕事をします。さて、今日のテーマは『律(つ)』です。古事記・日本書紀などで『天津神・国津神』という表記がよく出てきます。
ご存じのように、天津神は高天原(天界)にいる神々、または高天原から天降った神々の総称です。
国津神は地(葦原中国)に現れた神々の総称です。
日本が天地開闢によって日本が生まれ、その後ずっとあとになると、高温多湿で葦が沢山自生している、日本列島が産まれたわけです。
天津神が、天上の高天原 (たかまがはら) から、葦 の群生する地上の世界を見て、こう名づけたことに由来します。
さて、ここで『津』とは一体なんであるでしょうか?
日本は、漢字は当て字(特に、古事記や日本書紀などの時代)はなので、あまり意味がありません。
一応、『津』の語源を著すと、さんずいは水を著し、つくりは手で筆を持つ、という意味です。
つまり、小さな船の発着場を意味します。
ところが、日本語はその音その物に意味があり、その意味に会う様に漢字を当てて意味を深める、という文化があります。
古典言語学的には、『つ』とは、上代日本語の格助詞であり、現代語の『の』あるいは英語の『of』に近い意味です。
つまり、『国津神』とは、国の神、すなわち葦が沢山茂っている地上界『の』神、という意味です。
なので、先述のように、天の神がいる国の発着場、地上の神がいる発着場の意味を持たせるために、『つ』に対して『津』という漢字を当てたのでしょう。
しかし、日本語の深いところは、文字の音その物に、一つ一ついみがあるのです。
ホツマツタヱのヲシテ文字などを参照してもらいたいのでここでは詳細を譲りますが、結論から言えば日本語の『つ』という音の意味は、意味は『手段や為し行く』という意味を持ちます。
そう、だから、古事記や日本書紀では、スサノオは高天原から地上に降りたり、戻ったりするのです。
それだけでなく、例えば、あいうえお などにも全て意味があり、その組み合わせによる言葉にも、全て日本語には意味があります。
例えば、東(ひがし)です。
東は、日である太陽の頭(かしら)がでるところ、だから『ひかしら=ヒガシ』となって、東という漢字を当てているのです。
なので、『アメノミナカヌシ』も『天之御中主神』という漢字をあてていますが、これも日本語の音が先で、その音に一音一音意味があり、それが組み合わさってさらに意味が深まり、その意味を深めるために、複数の解釈がとれるように複数の漢字を当てる…それが、日本語が奥深い理由なのです。
だから、結論からいえば、言霊はあるのが当たり前なのです。
皆さんも、使う言葉には気をつけましょう。
朝から『お疲れ様』とかいっていると、本当に疲れますよ(笑)
朝は『おはようございます』です。
意味は、『早い時間から、私よりに先に来ていただいていろいろと準備をしてくださり、感謝もうしあげます。それなので、あなたはご機嫌麗しいお顔をなさっているのですね。それを見るとわたしは嬉しいと言わずにはいられません。本当にありがとうございます!』なのです。
皆さんも、今日をきっかけに、もっと日本語を大切に使ってみませんか