一歩一歩に意味がある
レースではただ足を動かしているだけに見えるかもしれませんが、スタートからフィニッシュまで例えば50歩だとすると、その一歩一歩に意味があるんです。
その一歩一歩の意識を確実なものとして知覚したい。
清水宏保
(スピードスケート金メダリスト)
究極の次元へと辿り着く人は、言う事が違いますね。
スケートでのレースで、リンクを走る一歩一歩にはそれぞれ違った意味がある。
見ている観客には見えないけれど、その意味はゴールへ少しでも速く辿り着く為に必要な「何か」を含んでいて、その意味を込める為に選手は人生をかけている。
これは、本当はトップレベルのアスリートの話だけではなくて、普通の人生を送る人だって本来ならば同じなのだと思います。
どんな人だって、その人なりの生きる目的や人生の意味があって、その為に一日一日を使っているはずなのだから。
その意味をついつい凡人は忘れてしまいがちだけれど、この清水選手の言葉の様に、今、自分が置かれている状況の中で、自分の毎日の立ち居振舞いに自分の人生のゴールへ剥けた意味を込めていければ、素晴らしいフィニッシュの瞬間が待っているんでしょうね。