常に言語化する
「メジャーをかなえた雄星ノート」より、「言語化の重要性」について書かれた部分を抜粋して紹介します。
【常に言語化をする】
花巻東の佐々木監督は常に言語化を要求する指導者です。時に、「カリスマ性があり過ぎて選手が委縮する」という風に思われる事もありますが、実際はそうではありません。トップダウンの指導をされる様に見えて、「自分で決めるろ」という事が多かった。
最後の一年間のトレーニングメニューは全て自分で決めていました。任されると、勉強しなきゃいけないと思うもの。トレーニングの本を読みあさるきっかけになりました。
また練習においても、佐々木監督はミスが起きても、結果ではなく意図を確認されました。なぜそれをやったのかがハッキリ言語化出来ていれば、「それならいい」と言います。
今思えば、日揮は言語化する力がつくツールですから、自然と自分で考える癖をつけて貰っていたのかもしれません。
言葉にするって本当に大切。言葉する能力を磨いておく事は他人とのコミュニケーション以前に、自分自身との対話という意味で重要なんやろうなと思います。自分の本当の気持ちが分かっていないのは、他者とのコミュニケーション以前の問題ですもんね。
野村監督もそういう事はよくおっしゃっていましたが、優れた指導者というのは言葉の持つ力というものをよく分かっているんでしょうね。