人は「真・善・美」を表現したい生き物

選び抜かれた選手が走るトップの大会で、「17人抜き」って凄いですね。市民ランナー相手とちゃいますもんね。

専門家がこれだけ褒めるんやから、素人が凄いっていうのとは訳が違うんやろうな~と思う。

イチロー選手とかも有名ですが、スポーツが本当に出来る人って学業もトップクラスやったりしてやっぱ地頭がいいんやな、っていうのも感じます。

絵まで上手っていうのがビックリです。物事を俯瞰、客観視して見る能力。そして、それを体を通して再現する能力まで高いんですね~。

「勉強だけ」とか、「スポーツだけ」っていうレベルの人は、もうそれだけで手一杯。それに対して「本当に脳がしっかりと開発されていて、何をやっても出来る」っていう人がいて、人間としての器が違っている人がいますよね。

よく運動の本質や脳の機能が分かっていない人で、アスリートをバカにして「脳みそまで筋肉」とか言いたがったりしますが、競技スポーツも勉強も仕事も芸事も、全て脳が色々な複雑な思考をし、体を使ってそれを表現しているという意味で全く同じ。

「深い思考と繊細な表現」をする能力を「何を手段として磨いているのか?」の違いなんですよね。

昔、綾部や亀岡に入り浸って神道を教わっていた時に

「人はこの世で、”真善美”を何を通して表現するか?を選んでいるんやで。それはその人が自然と興味を持つものがあって、それを通して修行して、その後、それを他者に与えていくんやで。それがその人の使命・役割。霊感を:磨いたり、オカルト的なものに傾倒していくのは違うんやで」

と教わった、というかオカルト好きな自分に釘を刺された事があるのですが、記事を読んでいてそれを凄く思い出しました。

人がスポーツや芸術、職人が作った作品を見て、心を揺さぶられるのはその姿や作品からホンモノを目指すものが持つ「真善美」の波動を感じ取るから。

ウソ偽りのない響きを感じた時、人は思わず涙を流したり、自分も頑張ろうと思うもの。

そういった何かを表現が出来る自分で在りたいなと思わされました。

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【女子駅伝】岡山3区ドルーリー朱瑛里が17人抜き区間新 「五輪ランナーのよう」解説者も驚き

1/15(日) 13:15配信

<陸上:全国都道府県対抗女子駅伝>◇15日◇たけびしスタジアム京都発着(9区間=42・195キロ)

【写真】笑顔でガッツポーズをする岡山代表・ドルーリー朱瑛里

 陸上界のニューヒロイン候補で岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり、岡山・津山鶴山中3年)が3区で驚異的な走りを見せ、区間新記録を樹立した。

 中学生離れした異次元の走りだった。中学3年のドルーリーは38位でタスキを受けると、スタートから200メートルで3人抜き、1キロでは32位まで順位を上げた。17人抜きで9分2秒の区間新記録を樹立。中学生の驚異的な記録に、有森裕子らを指導した解説の金哲彦氏も「オリンピックランナーのよう。フォームも完成に近い」と絶賛した。

 「1人でも多く抜いて、岡山チームに勢いを与えようと思っていた。(高校では)インターハイに出場して良い結果を出したい」

 昨夏の全日本中学校陸上競技選手権大会女子1500メートルを4分23秒79で優勝。10月のU16陸上大会も、女子1000メートルで2分45秒84の大会新記録を打ち立てるなど、スピード感あふれるランナーだ。

 現在の1500メートル自己ベストは4分22秒00。凜(りん)とした走り姿で注目を浴び、昨年の中学ランキングでは、女子800メートル、1500メートルで1位に輝いた。

 小学4年時に地元の津山ジュニア陸上競技教室で競技を始めた。理由は明快。「運動が好きで走るのが好きだった」から。当初から400メートル、800メートルに興味を持っていたが、同教室は短距離の練習がメイン。短距離のトレーニングに参加しながら、地元のマラソン大会に参加するなどして中長距離の訓練を積んだ。

 好きが高じて徐々に頭角を現し始める。19年、6年の秋に参加した岡山県学童陸上競技大会では女子800メートルを2分26秒65をマークし、優勝。同教室で指導した佐藤俊二氏は、現在の活躍を喜び「(在籍時は)リレーにも出てたので、スピードを持ってる。それが今の距離でも生かされてるんじゃないかな」と話した。

 実質的な全国デビューで都大路を力走した。

 ▽ドルーリー朱瑛里(しぇり)

 ◆生まれ 2007年(平19)11月16日、岡山・津山市。カナダ人の父と、日本人の母を持つ。

 ◆競技歴 小学4年時、地元の津山ジュニア陸上競技教室で始める。小学6年までは陸上と並行してバスケットボールにも親しんだ。同教室の佐藤氏は「バスケットボールで鍛えた体力がもともとあった。バスケでも中心的な役割だったそうです」。

 ◆主なタイトル 昨年の全国中学校体育大会女子1500メートルで4分23秒79を出して優勝した。2位に5秒以上の差をつける独走Vだった。同年U16陸上大会女子1000メートルは2分45秒84で優勝。1500メートルの自己ベストは4分22秒00。

 ◆趣味 絵を描くこと。岡山県内のコンクールで入賞したこともある。

 ◆身長 157センチ。

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金哲彦

陸上解説者/プロランニングコーチ

報告

中学生の走りとは信じられない!オリンピックや世界陸上で1500mの決勝を見ているような錯覚に陥るほどの衝撃でした。

1980年代、ゾーラ・バッド(裸足で走るので有名でした)という17歳で5000mの世界記録を更新した南アフリカの選手がいましたが、その走りを彷彿させるドルーリー選手です。

お父さんがカナダ人で容姿端麗、成績もオール5で優秀とのこと。将来が本当に楽しみです。

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