「感謝」の大切さに気付けるか?

大橋会長の現役の頃、どん底から這い上がっていく姿に憧れました。日本人世界チャンピオン不在の時に、その状況っひっくり返してボクシング界の人気復活の切っ掛けを作らはりましたね。
雑誌のインタビューとかでその哲学をよく読んで勉強させて頂いていました。


以下、致知出版社の人間力メルマガより転載

井上尚弥選手をはじめ、これまで5人の世界王者を輩出してきた大橋ボクシングジム。日本ボクシング界きっての名門ジムを率いるのは、会長の大橋秀行氏です。現役時代は「150年に1人の逸材」と呼ばれるほどの名ボクサーであった大橋氏ですが、大事な試合に限って、負けることが多かったと言います。
負ける原因はどこにあったのか。
ご自身の体験談も踏まえ、語っていただきました。
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<大橋>
いま2連敗という話が出ましたけど、私は現役時代、ここぞという時に限って負けてしまうことが多かったんです。
高校2年でインターハイ優勝したのに、連覇がかかった3年は勝てなかったし、大学の時もいつも勝っている相手にオリンピック最終選考会で負けて代表になれなかった。プロでもこの試合に勝てば世界戦っていう時に負けてしまう。
やっぱり負けた時、いかに練習に取り組むかが勝負所なんです。
負けるとショックだし悔しいじゃないですか。
でも、負けを原動力や肥やしにできるか、いじけてダメになっちゃうか。この心の持ち方でその後の展開は全然違ってきます。
負けた時こそ大事です。


あの井上だってプロ30戦無敗で、何の負けもなく来ていると思われるじゃないですか。
でも実は原点に屈辱の敗北があって、高校1年のインターハイで優勝したにも拘らず、2年の時に負けているんですよ。で、それを跳躍台にして3年でまた優勝した。
思い返すと、私が大事な試合で負けていた時は天狗になっていた。監督やジムの会長に対して不平不満を言って、人のせいにしていたんです。
油断大敵ならぬ不満大敵。
ここが問題だと気づいてからは、負けた原因は周囲ではなく、自分にある。周りに感謝を持って接する。
苦手な人や嫌いな人を、嘘でもいいから好きになる。
そうすると本当に好きになって、結果も爆上がりしていきました。

以上転載

どんな世界の人でも、行き着く最後は「感謝」の大切さを述べられますよね。

「感謝こそ、自分の根源になるエネルギーを引き出してくれるものである」という事を、自分がどん底にまで追い込まれた時に知った人が気付ける可能性が高いのだと思う。

中途半端な苦労しかしていない人は、周囲に感謝せず不平不満ばかりを口にする事が多いもの。

どん底まで落ちた人は、自己の中に欠けているものを見詰めて内省していくから、気付ける確率が上がるんでしょうね。

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