「不食」と心の壁

ずいぶん前に読んだ本で、今は出版社が無くなってしまったので手に入れるのが難しいかもしれない。
普通の人は信じられないと思うのですが、世の中には「不食」の人がいるという。

ほとんど食べない、青汁だけで生きているになるともっと沢山いる様ですが、この世には本当に不思議な事があるもんやと思います。

読まなければ信じられないと思いますが、読んだら納得の本でした。
だからって、自分がそうなりたいという訳ではないけれど、ちょっと憧れはありますね。食べる楽しみを無くしたいとは思わないけど、仙人にはあこがれがあるので。
この人も食べたい時には食べるけれど、食べる必要がないそうです。

体の仕組みとしては、腸内細菌が栄養を生み出すみたいで、それは青汁で生きている人も同じらしい。

パンダもクマと内臓は同じなのに、笹だけで生きられるのは腸内細菌がそう進化というか、変化しているからなので、エネルギーを生み出す理屈を知るとそれほど不思議でもおかしな事でもないんですよね。

そして、何よりも大きいのは「意識の持ち方」だとおっしゃっています。

「食べないと死んでしまう」その思い込みが、人を死なせてしまうのだと。

いきなりは難しいけれど、徐々に段階を踏んでいけば誰でもこの境地に達する事が出来るはず、と書かれています。

この「意識の持ち方」、それはつまり「思い込み」と言ってもいいと思いますが、それはスポーツの世界でも実際によく見られますよね。絶対破られない」と思われていた記録が、誰かによって破られると、その瞬間からその記録を抜く選手が続出する。これは本当に普通に見られる事。

でもそれ以前の選手が能力的に劣っているのか?というと、そういう訳ではない。

そこにあるのは、「無理だ」という思い込み。

この心のカギを外せれば、人は何でも出来るのかもしれない。

#不食
#山田鷹夫

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