シュタイナー「ソウルメイトへと導く力」
日本では、教育者というか、教育家というか、そんな扱いのシュタイナーですが、実際には霊魂や超常現象といったオカルト的な分野まで異常なまでに守備範囲の広い人ですね。何冊か、著書を読みましたが、奥が深くてとても面白いです、ちょっと難解過ぎてよく分からない部分も多いですけど(笑)
シュタイナー教育にも関心があって、シュタイナー学校へ見学にいって色々とお話を聞いた事もあるんですが、なかなか凄い教育法だなと感心しました。シュタイナーの教育法に賛同する親御さん達がいて、全国から結構な数の子供たちがわざわざ引っ越してきて通ってるんですよね。
以下、ソウルメイトについて述べてある部分を少し抜粋します。
「ソウルメイトへと導く力」
ある人生における病気は、次の人生における体の美しさとして現れる。
美は苦悩・苦痛・欠乏・病気から発展する。
誰かが他の誰かに何かをしたら、その二人の間で、その清算がなされなくてはならない。そのためには、当事者が再び同じ時代に生きなくてはならない。
悪いことをした人は死の直後、まずその出来事を目の当たりに見るのだが、その時は自分が人に与えた苦痛を感じない。けれども、心霊の世界に入って、人生を逆に辿っていく時に、再びその出来事に遭遇する。
今度は人に与えた苦しみを、自分が体験しなくてはならない。自分が苦痛を与えた人の中に入って、その出来事を体験するのだ。自分が苦痛を与えた人の感情を味わう。
その感情は心の中に刻印される。その苦痛から、収穫が得られる。他の人の中で体験したものの成果として、力がその人の中に留まる。
そうして、多くの力をもって精神の世界に入っていく。
その力は、再び地上に生まれた時に、かつて何かを共に体験した人々全てに出会わせる力として働く。
ルドルフ・シュタイナー
輪廻転生とか、因果応報、「自分の行った行為は、必ず次は自分が返されて味わう」といったは色んな人達が、ほぼ同じ内容を語っていますね。
これが事実かどうかは、まだまだ」人間の科学では証明されないでしょうけど、こういう説があるよ」と、学校なり、親なりが教えておけば、イジメや人に対する嫌がらせ、今ならネットにおける炎上騒ぎみたいなのが減るんじゃないかなと思いますね。
「匿名でやってれば自分は安全。直接、自分には返ってこない」と思ってるからやってるだけで、こういう説を信じていなくても、心の隅っこで「もしかしたら・・・」と少し思ってるだけで抑止力になるんじゃないかな。
本来は、家庭や学校やの教育の中で、「バレなければいい」と考えてそういう卑怯な振る舞いを行える自分を恥じる気持ちを育てられるのが一番いいけれど、それは今の世の中では難しいと思うので、「間違っているかもしれないけど、こういう説を述べている人がいるよ」っていうだけでも多少の硬貨はあるんじゃないかなと思うんですよね。