【やる気物質ドーパミン①】
幸せややる気を感じさてくれる脳内伝達物質ドーパミン。
医療分野での日本語表記はドパミンっていうそうですけど、人が生きていく上で、とても重要なもの。勉強、スポーツ、仕事など、とにかく人が何かを頑張ったり、身に付けたり、達成したりする時に必ず必要とされるものなんですよね。でも、その特性を理解している人は本当に少なくて、だから「何かやる気が出ない」とか、親や指導者の側だと「子供や生徒のやる気を引き出すのが難しい・・・」と悩んでしまったりする。
自分の頭の整理がてら、やる気物質ドーパミンについてちょっとまとめてみたいと思います。
まずは、厚労省のサイトより以下抜粋
ドパミン(どぱみん)/ ドーパミン / dopamine /神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。ドパミンは神経伝達物質のひとつで、カテコールアミンと呼ばれる種類に属します。アミノ酸のチロシンから酵素の働きによって合成されます。ドパミンが働く主な神経経路には黒質線条体路・中脳辺縁系路・中脳皮質路の3つがあります。
黒質線条体路はパーキンソン病と関連し、中脳辺縁系路と中脳皮質路は統合失調症と関連するとされています。アルコールを飲むことによって快く感じるのは脳内の報酬系と呼ばれる神経系が活性化するためと考えられますが、この報酬系ではドパミンが中心的な役割を果たしています。アルコール・麻薬・覚せい剤などの依存を形成する薬物の多くはドパミンを活発にする作用があり、そのために報酬系が活性化するので、これらの薬物を使用すると快感をもたらすと考えられます。
以上転載やる気を出してくれる、非常にありがたい物質である反面、中毒性を持ち、その人の人生を狂わせてしまうという怖ろしい力も持っているのですが、次回それについて書いてみたいと思います。