自分を知るために二つの軸を持つ

自分を知るためには、二つの軸を持つ。昔から人生を布を織る事にたとえますよね。縦糸と横糸が人生を織り成すという考え方。対立するものが、お互いを支えている。

転載

私たちには、自分の器を大きくする二つの方法があります。

一つは、内観。もう一つは、私の造語で「場観」です。この区別をして二軸を持つことは、あなたの器に大きな違いを創ります。

自分を深く見つめて自意識を高めていく、「内観」を大切にしている人たちがいます。内観を通じて、自分を掘り下げ高い境地に到ろうとする人たちです。自分の心の中を見つめていくと、自分の醜さや煩悩が見えてきます。心の闇を、とことん突き詰めていくその先には、宇宙、自然と一体になる境地があるといわれています。これが縦軸である「内観」です。

一方、人と交わり、“一緒にいる”のが「場観」です。

一緒にいることで、一体観が現れます。自分の中にこもるのではなく、できるだけ多くの人たちと一緒にいて、大きな一つの「場」を創ろうとする人たちです。究極は、ワンネスです。場にあるものを含めて一体となることで、高い境地に至ることができます。

さまざまな個性や体験、知識を持つ人たちと場を創っていくことで、多くの人たちを巻き込み、一人の能力を遥かに超えたことができるのです。

人は、内観という自分を掘り下げる縦の軸と、場観という自分の場を広げる横軸の二軸を持つことで、人生が大きく発展するのではないでしょうか。あなたは、どの軸重視ですか?もう一つの軸も手に入れてみませんか。

出口光

Follow me!