憧れを伝染させる力
こういう指導者に教わると、後々違いますよね。
その強化や種目だけじゃない、生きるエネルギーみたいなものを注ぎ込まれる気がする。
自分が本当に好きなものをやって生きて来たから、そういう師や先輩に沢山出会えたのは、本当に財産になっていると思います。
お金には代えられない、本当の財産ですね。
【憧れを伝染させる力】
教育の根底にあるのは、憧れの伝染である。
何ものかを価値あるものと認め、そこに心のエネルギーを注ぎ込む。何ものかを目指して飛ぶ、矢の様なベクトル。それが憧れだ。心引かれるものがあるからこそ、努力しようという向上心が湧く。
憧れが根底にあるからこそ、技を習得する意欲も生まれる。
齋藤孝(明治大学教授)
教育ってこれやんと僕は思うんですよね。
いい師が一人でも居たら、そこは即、学びの場。それがどこであってもそこが学びの場となる。
師匠こそ塾であり、学校である。
「生命力、氣」を持っている指導者って偉大やと思います。
それは好きな事をとことん追求してきた人が持っている偉大なもの。
常に損得勘定をして生きてきた人は、コセコセとしていてそういうものが全くないんですよね。人間としての魅力を魅力を感じないし、魂を惹きつけるものがない。
損得勘定をして生きてきたはずなのに、「かえって損をしている」のが可哀相ですけど(笑)