自分を粗末にしない
とてもいい文章を読みました。
頭で理解した気になっているだけなのに、さも分かった様なつもりになって上滑りした言葉を使う人って多いですもんね。体で理解が出来ていない事に対して分かった様な顔をしないのは、大切な事。
本当に気を付けたいと思う。
分かった様な顔をして偉そうに語る。それは日野先生がここで書かれている様に、「自分自身を粗末にしている」事になるんですよね。
以下転載です。
自分自身を粗末にしては駄目
知った言葉、憶えた言葉を、自分が消化していないのは何故か?
それらの言葉に対して質問を続けると、環状線、山手線状態で言葉が有る点から、同じ所に戻る。
いわゆる堂々巡り状態だ。
自分が消化していない事に気付く為には、行動で体現しているかどうかを見定める必要がある。
しかし、ここにある盲点は「つもり」だ。
体現したつもりになっている場合も多い。
ここで「そうか俺はバカなんだ」と逃げる場合もある事を経験した。
その時は、そんな人がいるのかと驚いた。
「ええ~、自分の事なのに、どうして」と思ったものだ。
深く人と関わって行くと、そういう場面は多々ある。
で、どうするのか?と聞くと、一からやり直すと言う。
それは無理だ。
もう一度、お母さんの胎内に戻る事は出来ない。
その人の言う一からというのは、そこからではなく自分の都合の良いところなのだ。
自分自身を客観的に眺めていないと、そういう事が起こるのだ。
というよりも、ほんとに自分自身の事を考えた事が無いからだ。
「自分を粗末にしない事」、亡くなった祖祖母がよく言ってくれていた言葉だ。