幸せは自分の内側にある
実家が貴族のお城なのを見て、ビックリしたのを覚えています。
【追悼】庭を愛し、日本を愛したベニシアさん。京都 大原に見つけた終の棲家で
庶民と遊ぶと怒られたとか、いわゆる支配層側の家系やったんでしょうね。普通の人間とはかけ離れた感覚や生活に反発し、インドや日本という精神文化を求める生き方をされている姿には惹かれるものがありました。
ジョンレノンとかもそうですが、東洋、日本に惹かれる人は人生の中で自然、宇宙との調和を頭ではなく身体全体で悟りたいという様な感覚があるんやろうなと感じます。
『ベニシアのハーブ便り』のあとも、ベニシアはいくつかの本を書き続けた。
本やテレビ番組を通してベニシアが伝えようとしたメッセージの原点は「真の幸せとは何?」であり、「それはどうすればつかむことができるのか?」と読者や視聴者にだけでなく、自分にも問うていたと僕は思う。
「あなたが求めている真の幸せを庭にたとえて言うなら、庭は外の世界にあるのではなく、あなた自身の内側にあるのです」(『ベニシアのハーブ便り』より)。瞑想を通して彼女が理解することができた「真の幸せは、自分自身の内側にある」という真実を、ベニシアは多くの人々に伝えたかったのだ。