心と魂を区別する

コミュニケーション能力の大切さはよく説かれますが、大抵は枝葉の技術とかに終始していて、コミュニケーション能力の本質が分かっている人は少ないと感じます。

その大きな理由は、この記事にある様に人の「心と魂の区別」が出来ていないからだと思います。

この二つの違いが分からないと、コロコロと変化する心=相手の表面にあるもの、にばかり気を取られてしまいますよね。

以下、出口光さんのFacebook

記事より転載

出口光

【一緒にいる達人、となるには】

私はよく、心と魂を区別することの大切さについて、出会う方々にお伝えしています。

その基礎にあることが、「人と一緒にいる」ことです。

人と話をしていて、「この人、私の話聞いていない!」とか

「気もそぞろ!」とか思うことはありませんか。

私はこのような状況を、「人と一緒にいない」と表現しています。

このような人と話していると、なんとも空しい気分になります。

一方では、「この人はわかってくれている」とか

「なんて話しやすい人だろう」と思うことがあります。

このような人は、「人と一緒にいる」人です。

自分のことをわかってもらえたという気持ちになります。

「なんだ、そんなことか」と思うかもしれません。

でも「一緒にいること」は奥深く、この達人になることこそが、

人生を豊かに過ごすことであり、仕事ができる人なのです。

「一緒にいない」人は、対面しているときに、

「どう思われるだろうか」とか、「好かれたい」「嫌われたくない」とか、

気がかりなことがあって、そのことを考えていたりします。

つまり「自分の心」にのみ、注意が向いています。

もう一つのタイプは、

「相手の表面的な言葉」に注意がある人です。

その言葉を文字通り受けてしまい、

相手の本筋でないことに気を取られてしまいます。

それでは、「一緒にいる」とはどういうことでしょうか?

相手の「心」を捉えることは、大切なことですが、

それではまだ「一緒にいる」達人ではありません。

相手の「魂」を聴くことができる人こそが達人なのです。

「雲をつかむような話だ」とあなたは思うかもしれませんが、

しかしそれは、具体的で実践的なことなのです。

まず、相手の話に耳をすませる。

そのとき、その内容を超えて、

相手の魂の欲するところを知ろうと意図を持つのです。

このような人と対面すると、

「自分の本質をわかってもらえた」という深い感動があります。

つまり「魂の感動」があります。

心の感動は一時的ですが、

魂の感動は相手の行動に変化を起こします。

日常生活で、仕事場で、友人との語らいの場で、

相手の魂を見抜きそこから話すことができれば、

あなたは「一緒にいること」の達人となれます。

チャレンジしてみませんか。

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