明日は我が身

先日、お世話になっている農場で種蒔きの説明会を受けてきました。本当は、説明を聞きながら、実践していく予定だったのですが、雨続きで土が粘土状になっているため、植えるのは延期。残念ながら、説明を受けるだけになってしまいました。

でも、スタッフの方が一部テントを張った所を作って下さっていたので、そこで実際の作業の方法を見せて頂けました。

次は自分で実際にやるんだと思うと、真剣さが違いますよね。これが学校の授業ならボーっと聞いてるんでしょうけど、「次は我が身」と思うと何でも吸収が違うと思う。

説明を聞きながら、凄く考えた事があります。

僕も教える立場にいる人間なので、教える側の気持ちが凄く分かります。教わっている側がどれだけ真剣に我が事として捉えているか?どれだけ吸収しようとしているか?

一緒に受けていた他の参加者の方もそうですが、皆さん「次は自分自身がやらなければならないんだ」と思っているから、真剣さが違う。学校教育に欠けているのって、この「次は我が身」っていう部分やなと思うんですよね。

誰だって、「今日、習った事を次は自分で実際にやらなければならない」としたら、真剣に吸収せざるを得ない。が授業でボーっと受け身で聞いてるだけでいいから、真剣に聞けないのであって、「実際に体を使ってやる」とか、「他の誰かに教えなければならない」とかすれば、取り組む姿勢は全く変わるはず。

「習った事は即、実践!」にすれば、真剣さが全然違ってくるし、吸収率が高くなる。そういう学び方をしていれば、脳の性能というか、使い方が飛躍的に上手くなると思うんですよね。

実際に、これを書いている今日、種蒔きをしてきたのですが、この時に聞いた話が本当に役に立ちましたもんね。やっぱり「次は自分の番や」って思ってるから、脳が真剣に取り入れていたんだと思います。

確かに、一部「天才」と呼ばれる様な特殊な才能の持ち主はいると思いますが、大部分は団栗の背比べであって、「何処で差が出ているのか?」というと、この「真剣度合い」、言い換えるなら「追い込まれ具合」なんやろうなと思うんですよね。

だからといって、「とにかく猛烈なプレッシャーを掛ければいい」というのでもなくて、「自分が好きで興味のある事を期限を切られたりして、ちょっと追い込まれた状況」みたいな環境にある時に、脳は最大の能力を発揮するんだろうと思う。

安易か偉そうにちょっと自分で考えたみたいに書いてしもたけど、昔、船井幸雄さんの本を大量に読んでいたんですけど、こういう内容が書いてあったんですよね。自分の能力を最大に引き出したければ、「好きな事を、絶対にやらなければならない状況に追い込む」事って感じやったと思います。

確かにそうやな~と思って以来、自分が何か身に付けたい時には、こういう状況に追い込む様に心掛けているんですけど、確かにこの効果は大きいなと実感しています。

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