日本は幸福な国か

堀江貴文さんがお金の正体について書かれた著書、「新・資本論」より、なる程お思った所を抜粋して紹介したいと思います。

この本、社会のシステムや教育、情報といったものについて凄く考えさせられましたね。

【日本は幸福な国か】

日本には、自由があります。

日常生活の上で、国家によって強制動員されるといった事はとりたててなく、夜間は外出出来ないなど行動が著しく制限される事はない。

ネット上でも、公序良俗に反しない、あるいは現行法に抵触しない限り、自由な活動が可能。携帯電話の利用率は、社会の中核を担う20代から40代では90%を超えている(平成20年)。本当に情報をやり取りする必要がある人達については、ほぼ完全にネットは行き渡っている。

つまり、何か疑問に思った事を調べる、言いたい事を主張する、自分の身のまわりだけでビジネスや仕事を始めるといった事についても、日本は非常に恵まれた環境にある。

ホームレスの人もいるが、そうした人達への支援活動も行われており、日本は、まだそうした人達を社会の中に抱え込める、まだ支援を出来る余裕のある国民の方が大多数である。

それなのに、なぜ豊かさを実感出来ないのか。

現状を一歩引いて見れば、日本は幸福ではないかもしれないが、悲観するほど悲惨な状況にある訳ではない。

大きな行動の制約もなく、情報の流通や言論の機会、ビジネスのチャンスが大きく阻害されている訳ではない。

どんな時代であっても、あらかじめ与えられた状況の中で生きていかねばならないとすれば、悲観する事はないのではないか。

ところが、「現実の生活の中で豊かさを実感する事はない」という人が大勢いる。

それはお金の本質を見誤っているから。

続く

→ 次は「貯金と借金」

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