自分のやり方
だいぶ前に、たまたま古本屋で見かけて買った本ですが、視点がなかなか面白いです。名前を聞いた事があるかなあ~くらいの人でしたけど、自分が全く関心がないジャンルの人の考え方、モノの見方って勉強になるなあと思って、時々興味のないジャンルや人の本を読むようにしています。
「ナガオカケンメイのやりかた」
【やりかた】
誰にでもある様に、僕にも「やりかた」があります。仕事にもありますし、恋にも、旅行にもあります。最初はそのことを「わがまま」とか、「自分勝手」とかいう言葉で言われたり、時には人に言ったりしていました。またあるときは、「あの人は嫌い」とか「一緒に仕事したい」とか、なんとなく思ったりもしてきました。
それはいったい何について思うのか・・・。35歳を越えたあたりから、それは「やりかた」について思うのではないだろうかと考えるようになり、「僕のやりかた」があるのではないかと、自分を観察するようになりました。
世の中を生きていく時に、「自分のやり方」が自分自身でハッキリと分かっている事、そしてそれを他者に分かりやすく説明出来る事が大事なんですよね~。これがないと、軸がブレてしまって、他者や社会に振り回されてしまう。
でも、今の世の中って「自分作り」のために時間を掛けたり、労力を使ったりという事がなかなか難しい。学校にしろ、仕事にしろ、「とにかくこれを覚えろ!このテスト、あるいはこの仕事に対して結果を出せ!」という事を教えつけられるから、自分の内面をじっくりと育てる事に意識が向きにくい。
親や学校、職場がそういった部分の指導をしてくれない以上は、自分自身で自分の内面を見つめ、それを磨き上げる時間を作っていくしかない。
「自分のやり方」はどんなものなのか?
「自分の生き方」はどうれあれば後悔しないのか?
それは他人が決めてくれるものではないし、どんな本を読んでもどんなマニュアルを見ても載っていないこと。
それを決めるのは自分自身しかないから。
「自分のやり方」を作るって、つまりは自分の哲学を作るという事になるんでしょうね。