【「なりたい自分」になるために】

勉強でもスポーツでも仕事でも何でもいいのですが、誰でも「理想の自分や理想の動き」がありますよね。

「こんな自分になりたいな」「あの有名人みたいになりたいな」というイメージがあると思います。

職人的な仕事やスポーツなら「こんな動きが出来る様になりたい」とか、音楽なら「こんな声が出したい。こんな演奏がしたい」といったもんがあるでしょう。営業マンの人なら、「こんな話し方、表情がしたい」とか。

そして、そのためには「こういうトレーニングがいる」とか「こういう勉強や経験がいる」という事も大体は分かっていると思います。今の時代は便利でググれば何でも出て来ますからね。

でも、それがなかなか出来ないという人がほとんど。

「分かっているのに、出来ない・・・」という悩みは誰もが持っていると思います。

それは心で心を操作しようとするから。

心と心は同次元なので、操作は非常に難しい。

心の操作は体から。

逆に体の操作は心から。

と考えるとやりやすいのです。

何か心イヤな事があって、心が緊張している時には、体から操作する。

具体的には、「運動する・ストレッチをする・深呼吸をする・お風呂に入る・美味しい物を食べる」など。

お風呂に入ってのんびりしたり、大好物を食べながら、同時に物凄く嫌な事を考えるのは難しいです。坂道ダッシュをしながら、清国に思い悩むのも難しい。 というか実際、不可能ですよね(笑)

その時は、体の感覚を感じたり味わう事に、脳の意識が向かっているからです。

同じ様に、体を操作するには心から行う。

「スポーツの練習をしたくないな~」と思っている時には、激しいロックなどの音楽を聴く。思わず脳内に、動きたくなるイメージが湧いてきて心が躍り、次に体が踊り出します。

ロッキーのテーマ(古いですか?)を聞きながら、思い切りダラダラするのってかなり難しいものです。

美味しいケーキやラーメンをイメージすれば、食べたくなる。すると遠いお店でも行きたくなりますね。

ダイエットを頑張りたいなら、ダイエットに成功して痩せた自分がとてもオシャレな服を着ているシーンをイメージする。痩せて、人にも褒められ、異性にもモテモテな状態をイメージする。すると脳内ホルモンが出て、ワクワクしてきます。

脳内にあるイメージの力はとても大きくて、物凄くリアルに想像すれば、人はそのイメージの力には逆らえない程なのです。

昔の人が「言霊」を大切にしていたのはこの事でもあります。言葉にこもっている「イメージ=想いの力」をよく知っていたのです。

【「快・不快の設定」を自分自身で行う】

脳は常に「快・不快」で動いています。

人の意識は、いつも「不快」から逃げて、「快」の方向に向かう。

これは誰もがそうなのです。オリンピックに出る様な一流アスリートもイチロー選手も、怠け者の自分も同じシステムなのです。

信じられないですか?でも一緒なんですよ、全く同じなのです。

「でも出てる結果も行動も全然違うやん!」と思うでしょう?

「彼らは根性があって、苦難に自ら立ち向かっている」のではない。

他人からはそう見えますけどね。

でも本人は違う。一流程、違う。

彼らは楽しんでいるのです。厳しいトレーニングを「夢に向かっている過程として、前向きに楽しんでいる」んですね。勿論、彼らだって感情で言うなら、「苦しい」ですよ。でもs、それは「夢に向かう過程で必要な苦しみ」であり、大きく見れば「快の中の一部」なのです。

そして、反対に我々 凡人は、ただひたすら「苦しんでいる」のです。

つまり、それは「不快」に向かっていると言えますね。

それは彼ら一流の人達は、「練習を頑張っている自分ってカッコええ~!」っていう状態を「快」に設定しているからです。

そして凡人は、「苦しい練習はイヤだ~」と「トレーニングは不快」と設定しているだけ。

ただ、そこに違いがあるだけなのです。

【「自分軸」で生きる!】

なぜ、一流と凡人の脳内設定に違いがあるのか?

それは一流の人は、「自分の意志で、自分の目標を決めている」、そして「快・不快の設定を自分自身で行っている」。生き方の根っこにある哲学が「自分軸」なのです。

反対に、凡人は「世間や他人の言いなりになって、自分の目標を決めている」、そして「快・不快の設定も他人任せ」のまんまで放置している。

「この学校に行けばいい」、「「みんながやっているルールや習慣だから、目立たない様にそれをやっておけばいい」「この程度の仕事につければ無難で恥ずかしくない」。これは全部、他人や社会の決めた基準です。

それでは奴隷と同じですよね。

そこに、本当の意味での自分の意志はなく、「全てが他人任せで無責任」なのです。

つまり、「他人軸」な生き方。

この差が、自分の人生に対する「積極性」の違いに出て来るのです。

自分軸の人は、積極的に自分自身の人生を生きる。

他人軸の人は、他人が決めたレールの上を嫌々消極的に生きていくのです。しかも、一生の間、他人の顔色をずっと窺いながら、そして他人の評価に晒されながら。

では、その脳内の設定を書き換えるには、どうすればいいのか?

そのプラスのイメージを強化するには、それに関連した写真を部屋に貼る。スマホの画面に設定する。

形は何でもいいですが、自分の目指す目標や理想の自分の姿が。嫌でも毎日 目に入る様にしておくと、それが少しずつ潜在意識に入り込み、心が勝手にその方向へと向かう様になります。

そしてもう一つは、そういう同じ志を持つ仲間をつくること。

そんな仲間と毎日、会える仕組みを日常生活に取っり入れておけば、自然に意識がそちらへ向かいます。

「なるほど!」と思ったら、今すぐにこのシステムを日常に取り入れて下さいね!