自分の人生を自分でコントロールする=それはつまり、自分の心と身体を自分の思う様にコントロール出来る事と同義です。

自分の心と身体の動きを自分の思い通りに動かせる事、それが人生のスタートラインであるはずと考えます。

自分の心や行動が自分で制御する事が出来ないのに、人生で自分の想いを実現する事など不可能です。社会で生きていれば、他人との関わりがあり、勉学やスポーツ、趣味や仕事など自分の意志だけでは思う様にいかないものだらけです。

そんな中で少しでもうまく生きて行くには、まず自分の心身のコントロールがしっかりと出来なければなりません。

自分の心と身体を思う様に動かせること、それは「自分の命を運ぶこと」と言い換えられます。自分の運命を自分で作り上げられる力を手に入れる事に繫がるのです。

そのための具体的な方法は、自分の肉体のコントロール方を学ぶ事から始まります。

まずは、自分の身体を自分の脳が思ったイメージ通りに動かす訓練を積んでいきます。

例えば、手を「真っ直ぐに上げる」。これは主観による「真っ直ぐ」ではなく、地球の重力に対して「垂直」という意味での真っ直ぐになります。

「真横に上げる」時にも同じ。主観による「真横」ではなく、重力に対して「直角」という意味での「真横」です。

そこから進んで、真っ直ぐに立つ。自分の軸を地球の重力に対して「「垂直」に保つ。

その軸を上手く使いながら、「真っ直ぐ」に歩く。

自分の身体が自分の思った様にイメージ通りに動く、それはとても気持ちのいいものであると同時に、心と身体が繋がり「心の操作が出来ている」という状態でもあります。

「心身一如」という言葉は、現代では少し宗教がかった様な、神秘的なイメージすら与える様な言葉になってしまいましたが、少し昔の時代には日本人にとって当たり前過ぎるほど、普通の感覚だったのです。

この「心身一如」の感覚をどんどん深めて貰ってもいいですし、身体をある程度、使える様になった時点で、ご自分の目指す分野などがあればそこへの応用法を各自で研究・稽古して頂きます。各自の興味のある方向での学びにどんどん行かして貰い、会員同士でお互いに協力しながら感覚を深めて頂きます。