「結果が全て」はアマチュアの考え方
「勝たなきゃ意味がないなんて詭弁だ」イチローが考える”個”の重要性。
最初の五分くらい見ただけですが、いいお話でした。後で時間みつけてちゃんと見ようと思います。
最初のところ、簡単に書くとこんな感じのお話でした。今の日本は、アマチュアリズムの権化なのかもしれないですね。
「勝たなきゃ意味がない、結果が全てだ」これはアマチュアの考え方なんだ。
イチロー選手は野球選手ですから、少年野球から高校野球まで、基本的にトーナメントですもんね。僕も空手は基本的にトーナメントでしたから結果を出さないと次の試合がない。だから、結果(=短期的な勝敗)にこだわり過ぎるクセがつくのかもしれないですね。
アマは勝たなきゃ次がない世界だからそれは仕方ない。でも、プロは違う。
プロでもアマと同じく「結果が全て」と言う選手が多いが、それは違うと思う。プロはお客さんを喜ばせるのが仕事。チームとしては負けていても、自分がいいプレーを見せればお客さんは盛り上がる。喜んでくれるんだ。
「勝たなきゃ意味がないなんて詭弁だ」イチローが考える”個”の重要性
相手を喜ばせる。確かにこれが本当の意味でのプロですよね。
アマというか、修行時代は「自分のこだわり・自分の技術」を伸ばす、という時代なのかもしれない。
プロ、日本ではプロを職人気質的な感覚で捉えるけれど、西洋的な意味での職業という意味合いで捉えると、プロとは「お客さんへのサービス」。
「どこでで結果を出すのか?」という違いが、プロとアマの差と言えるのかもしれないですね、いい悪いではなくて。
日本的な意味でのプロ意識は、職人気質にちかいのかもしてないですね。
職人の「なんか関係ない、自分のこだわりの技術、作品(商品ではなくて)を作り上げるんだ」という感覚に近いのかもしれない。
それに対して、西洋的なプロ意識っっていうのは、日本で言うと「商人道」なのかもしれない。お客さんあっての商売、大げさにいうとお客さんは神様。
「自分一人だけであってもお客さんを喜ばせるんだ。笑顔で帰って貰う、勇気を与えて帰って貰うぞ!」そんな感覚なのかな。
どっちがいい悪いではなくて、どっちも必要なもの。
今、自分がどっちの力を身に付けるべき時期なのか?
また、今自分がどちらを周りから求められているのか?
その的確な判断力があればいい。
でもそこが、こだわりを持ちがちな人間という生き物にとって難しい所でもあるんですよね。