自分と自分の所有物は別物と認識する
【自分と自分の所有物に境界線を引けること】
人間ってどうしても、こうなりがちな生き物。
「自分と言う人間」と、
「自分」や「自分の信念や好きなもの」といった、「自分が所有していると思っているもの・所属している組織」などの間に明確な線を引けること。
これが凄く大事な事で、これが出来るかどうか?が精神的に大人かどうかの分かれ目じゃないかって気がします。
精神が未熟な人って、自分の持ち物と自分の人格が同化してしまっていて、分離できないんですよね。
自分の学歴や仕事を自慢する人は、「それとあなたの人格は別ですよね?」っていうのが分からない。
それはファッションなんかでも、同じ。
オシャレな服を着ている私はオシャレ。
いや、それはイコールではないでしょ?って思うんですけどね。
真にオシャレとか美しいって、心とか生き様の話であって、ファッションや持ち物で決まるものじゃないし・・・。
精神面が幼いと、自分と自分の持ち物がきちんと分離できないんですよね。
自分の学歴や仕事を自慢する人は、「それとあなたの人格は別ですよね?」っていうのが分からないから。
こういう人って、人間関係で必ず摩擦や衝突を繰り返してしまう様に思う。
自分の考えや意見、仕事振りを否定された時に、「自分の人格を否定された!」と誤って解釈して、落ち込んだりキレたりしてしまうから。
自分の人格と自分の職業や意見は別物って言う視点が持てない。それは相手に対しても同様で、人とその人の意見が一緒くたになってしまう。
アドラーが言う、「自分の課題」と「相手の課題」を分けて考える、というのと通じますよね。
服や車と、あなたは別物でしょ?って話なんですけどね。
でも、それが出来ないんでしょうね、
「カッコいい車に乗ってる俺はカッコイイ」ってめちゃくちゃ子供の精神状態ですやん。
「ライダーベルトを締めてるボクは仮面ライダー!」っていうのと全く同じ(笑)
幼い子がヒーローになりきってるのは、可愛いですけどね。