SNSのメカニズムが『怒り』を増幅させる

【SNSは中立的なプラットフォームを提供していると言うが、SNSのメカニズムが『怒り』を増幅させる構造なのは明らか】

なかなかいい事を書いている記事を読みました。

今では、小学生でもSNSを使っている時代ですから、その根っこにあるシステムをきちんと理解しておくのは大事だと思います。

以下、転載です。

怒りの投稿に「いいね」をもらった人は怒りの投稿が激化するという研究結果

TwitterのようなSNSは、個人的な文章のやり取りの他に「いいね」や「共有」で投稿に対してリアクションを示すことができます。このようなリアクションはユーザーにとって「報酬」と捉えられ、一部のユーザーは「報酬」欲しさに投稿がより激化する可能性があることが、研究により示されました。
イェール大学のウィリアム・ブレディ氏らは、Twitterの投稿で「怒り」を表明したユーザーのその後の投稿を追跡調査することに。「怒り」を追跡できる機械学習ソフトウェアを作り上げ、7331人のTwitterユーザーと約1270万件のツイートを分析して、ユーザーが時間と共にどれほどの「怒り」を示したのかを研究しました。ソフトウェアは特定の単語や大文字、感嘆符などに基づいて投稿を識別するものでした。

ブレディ氏らは研究を進めるうちに、日々の「怒り」の投稿が他ユーザーからのリアクションと有意に関連していることを発見します。さらに、「怒り」を表明した投稿に「いいね」や「リツイート」を多くもらったユーザーは、「怒り」を表現したことで「報われた」と感じ、後の投稿で「怒り」を表明する可能性が高くなったことも分かりました。
例えば、「怒り」を表明した投稿に通常の投稿の倍の「いいね」や「リツイート」をもらったユーザーは、後の投稿で「怒り」を表明する投稿を2~3%増やすことが判明しました。ブレディ氏らは「数値として見るとわずかですが、『怒り』への『いいね』や『リツイート』は劇的に増加する可能性があり、ユーザーは注目を集めたり人間関係を維持したりするために『怒り』の投稿を増加させる可能性があります」と述べました。

また、政治的に穏健派である人々は、政治的に過激派である人々よりも「怒り」を表明する投稿は少なかったものの、「より周囲の影響を強く受ける」ということも分かったとのこと。穏健派の人々は、関係を築いた周囲の人々の多くが「怒り」を表明する人々だった場合、より「怒り」を表明する可能性が高くなりました。

ブレディ氏らは「SNSは中立的なプラットフォームを提供していると言いますが、SNSのメカニズムが『怒り』を増幅させる構造なのは明らかです」と述べました。

ブレディ氏らは「テクノロジー企業はプラットフォームの設計によって『集団運動の成果に影響を与える』ということを認識しておくべきです。『怒り』は社会的および政治的に決定的な変化をもたらします」と述べました。

SNSというものは基本的に、権力者の側が「一般人の感情を利用する」目的のために作られているんでしょうから、この記事に書いてある事は辺り前なんですよね。

ゲームとかもそうですし、スイーツなど食べ物も同じで、今の世界は脳のシステムを研究し尽くして作られている。この「どうやって脳を狂わせて中毒にさせるか?利用させ続けるか?」というシステムを理解した上で、上手く使いこなす必要がありますね。

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