心身を調和させる道

この春からちょっと新しい仕事をしていこうかと考えています。
今までと特別変わるわけでもないのですが、「今の世の中が生き辛いと感じている人」を対象に、「悩まない心=自らを救う思考回路を作る」「体を通してそれを学ぶ」といった感じのものです。


パーソナルトレーニングではなく、グループレッスンの形式で、仲間と共に学ぶもの。

物凄く大雑把にいうと、コンディショニングや姿勢作りを通して、「昔の日本人の心身を取りもどす」というものです。


写真が適当なものが見当たらなくて、とりあえず空手の写真をあげましたが、「空手道-空手=道」って感じです。「は?空手道から空手をぬいたらすっからかんやろ!」と突っ込む人は日本人ではありませんね(笑)

柔道から柔術を抜いたもの、日本舞踊から踊りを抜いたもの、茶道からお茶の作法を抜いたもの。
それこそが、昔から日本人が憧れ追い求めていたもの=道に他なりません。


よく、「日本人は何でも道にする」と言われますが、まさにそれ。ラーメン道とか野球道とか。

イチロー選手や三浦知良選手、歌手の矢沢永吉さんといった方がカッコいいのは、その技術や歌だけではありませんよね、それらを全て取り去った後に残る「何か」がカッコいいのです。

生き様や哲学といったもの。その人がだけが持つ独特の「香り」、空気・雰囲気・オーラ。

「雰囲気が仕事をするのだ](出口日出麿/ひでまる)という言葉があるのですが、僕はこの言葉が大好きなんですよね。色んな人を見ていて、ほんまにそうやな~と思うのです。


普段、僕はトレーニングやコンディショニング、能力開発といったものと空手やボクシング等の武道や格闘技を教えているのですが、そういったものの根本にあるもの、「脳と神経の繋がり・神経回路」=神道でいう「結び」を抽出したものと思って貰うとイメージしやすいかな?と思います。
ん~、これ、かえって分かりにくいかな?ヨガもその語源は「心と体を結ぶ」なので、要は東洋の宗教が目指すものは同じだと思います。「陰陽を結び付ける」といったものですね。
西洋思想や近代科学で分離し、バラバラにされた「心と体を結びつける=心身一如」を頭でっかちの理屈ではなく、実際に体で味わう、再現させるといったものです。トレーニングや脳力開発といったものは余り含めず、「心と体を同調させる」という部分に特化していきたいかなと思っています。


人がなぜ迷うのか?悩むのか?

それは心と体がバラバラだから。


頭=心ではいいと分かっているけれど、体はそれを拒否してしまう。

体はそれを求めているけれど、頭=心はそれを拒否してしまう。


誰もがこんな悩みを持っていると思いますが、それを解決する道を学ぶ。現代人は、「身・口・意」がバラバラ。それが悩みや人間関係のトラブルを引き起こしている。


僕の活動に参加された方は一度は聞かれていると思いますが、「体育・徳育・知育」をこの順で行って行かないと、人間の脳=心は狂ってしまう。
それをしっかりと理解した上で、わざと行っているのが今の社会なわけですが、そういった大きな意図に操作されない心と体を作っていきます。

体育=つまり体を通して学びますが、徳育=お互いにコミュニケーションのトレーニングをする、知育=座学の三つをバランスよく組み合わせていきます。
ただ、宗教的・スピリチュアルな思想、また現代の普通の人からすると右寄りに思える内容も含まれてきますので、「魂なんかあるかい!」という唯物主義の人、ガチンコリベラルな人には不向きです。いずれこの活動をベースにして、人材の育成&発掘をして、僕の想う私塾を作っていこうかと考えています。

Follow me!