チーム作り

スポーツに限らず、人を集めてチーム作りをしていくのは大変ですよね。

人間って当たり前ですけど、それぞれ考えがあるから放っておいても仲良くなってくれるとか、気心が知れるってなかなかなくて、そこは仲良くなるためにイベントを行ったり、仲間づくりを上手くリード出来る人がいないと、小さな派閥がいくつも出来たりする。

人間関係、そしてお金、色々な物事が絡んでくると、最初は単純なトラブルもどんどんややこしくなる。仕事でもスポーツでも互いの成績とかも妬みに繋がったりして、ドロドロの感情が渦巻いてきたり。

人を上手くまとめる人は本当に凄いな、と思う。人によって色んなやり方・考え方があるけれど、それぞれ本当に勉強になる。

野球の野村監督の本もよく読むけど、自分自身が団体競技をやっていなかったので、自分とは全く違う視点は勉強になりますね。

以下、サッカー名古屋グランパスのチーム作りを行った久米さんという方の著書より抜粋して紹介します。

「人を束ねる」 名古屋グランパスの常勝マネジメント  久米一正著

目指すべき型を明確に定める

プロクラブには「ロマン追求型」と「そろばん重視型」がある。

チーム作りのプランを立てる前に、GMはロマンを追求するのか、それとも算盤を重視するのかを決めなくてはならない。

積極的な補強をして、ファンタジー溢れるゲームを追求し、常勝チームを作るのが「ロマン追求型」。収入の裏付けなしに、そんなチーム作りを進めると経営が破綻する。

それに対して、「そろばん重視型」は、手堅い経営で注意、あるいはリーグ残留を最低限の目標としながら、自前で選手を育て、他クラブに売り収入を得る。華のある選手は保有出来ないので、組織力を磨いて戦わざるを得ない。

クラブが大都市にあるのか、地方の小都市にあるのか、強力な親会社がバックについているのか、いないのか等、置かれた環境によって、目指す型は変わってくる。クラブの経営的な“体力”に応じて軸を決め、「そろばん重視型」から徐々に「ロマン追求型」へ近付けていくのが理想だろう。

そして、「ロマン追求型」に近付けるためには、「善の循環」を作らなければならない。

収入が増えれば、補強が出来て、チームは強くなり、入場者が増え、さらに収入が上がる。簡単な事ではないが、その循環を作る事が重要だ。

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善の循環って実際に作るのは難しい。どちらかというと、人て悪循環には簡単に陥るものやし。

かなり意識的に人の感情をプラスへと誘導しないと、人間って妬みや疑いの気持ちが出てくるものやし、良い方向へ進むって難しいと思う。

日頃から、どれだけ人の感情に目を向けられるか?が大事なんでしょうね。

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