組織作りにおいて①「仲良しクラブにならない」

【組織作りにおいて①】

青学陸上部監督、原晋さんの著書より抜粋です。

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組織が自ら成長のサイクルを回していくためには、上下関係なく風通しの良い組織でなければならない。監督に対しても物申したければどんどん言えばいい。

風通しの良い組織というと、皆が和気あいあいとして仲良しの組織をイメージするかもしれないが、それは違う。

そういう仲良しクラブでは成長に繋がる様な議論が生まれない。

組織の中で、全員と仲良くする必要はない。

ただし、意見が違うからといって、お互いに排除したり、いたずらに否定してはいけない。

異なる意見を尊重した上で、話し合う事で妥協点を見つけていく。

それが本当に組織を変えるという事である。

社会に出ると、必要以上に周りに気を遣い、上司やお客さんにペコペコしてしまう人を見る。そういう人は、皆に気に入られ様としてしまっている。

自分なりの努力をした上でならば、「自分がいなければこの仕事は進まない」位の気概を持って物事に取り組めば、自ずと人の信用も集まって来る。

原 晋

(青山学院大学 陸上競技部監督)

続く

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