麻薬性を持つ食べ物

最近、少しずつ少しは知られる様になってきたけど、砂糖の怖さ、糖質中毒についてはもっと知られていいと思います。かなりの病気の原因が砂糖にある事は事実ですよね。別に絶対に食べるなって事ではなくて、「その怖さを知った上で、タバコやお酒と同じ様に扱う」事をすればいいと思うんですよね。

以下抜粋

【麻薬性を持つ食べ物が蔓延している】

なぜジャンクフードが外食市場の中で伝統食を排除出来るほどの力を持つのか?
ジャンクフードには麻薬性(常習性)があるからです。
精製された「砂糖」「塩」「油」を限りなく与えると、驚くべき事に動物の脳ではコカイン中毒で観察される様な変化が起こる。砂糖や油、塩は、濃度と量が度を超えると、「麻薬」と呼ばれるものとまったく同じメカニズムで脳に快楽を与え、常習性を脳に引き起こす。


かつて、人類はこれほどまでに脳に直接的に快楽を得られる食べ物を手に入れた事はありませんでした。
この事は、まだ余り知られていないと思います。
しかし、「どうしても甘い物が食べたくなって、衝動的に食べてしまった」「しょっぱい物を無性に食べたくなって、お腹がいっぱいなのに食べてしまった」という経験をされている方は多いのではないでしょうか。この様な状態を放っておくと、体は確実に老化を促進させてしまうし、病気のリスクも格段に上がります。

これが伝統食を打ち負かそうとするジャンクフードの、ビジネスモデルの中核であるとも言えるのかもしれません。

しかし、伝統食を大事にするフランスのような国もあります。今からでも遅くはありません。素晴らしい日本食をもう一度見直し、もっともっと日常の中に取り戻すべきです。

白澤 卓二
(順天堂大学 大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授、医学博士)

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