人は変われる①

アドラーの教えを、自分のための備忘録として分かりやすくまとめてみました。

【世界はどこまでもシンプルである】

世界はシンプルであり、人生もまたシンプルである。

世界が矛盾に満ちた混沌に見えるのは、その人の見ている視点がそうなっているからに過ぎない。

「世界」が複雑なのではなく、「あなた」が世界を複雑なものとしているのだ。

人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味付けを施した主観的な世界に住んでいる。あなたが見ている世界が派、私が見ている世界とは違うし、およそ誰とも共有し得ない世界でしょう。

あなたは、汲み上げたばかりの井戸水を飲んだ事はあるだろうか?

ご存知かも知れないが、井戸水の温度は年間を通してほぼ18度で一定している。これは誰が測定しても同じ、客観の数字。

しかし、夏に呑む井戸水は冷たく感じるし、冬に飲むと温かく感じる。温度計では18度を保っているのに、夏と冬では感じ方が違う。

これは錯覚ではない。その時の「あなた」にとっては、井戸水の冷たさも温かさも、動かし難い事実なのだ。

「主観的な世界に住んでいる」とは、そういうこと。

我々は「どう見ているか」という主観が全てであり、自分の主観から逃れる事は出来ない。

今、あなたの目には世界が複雑怪奇な混沌として映っている。

しかし、あなた自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻す。問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか、なのだ。

もしかすると あなたは、サングラス越しに世界を見ているのかもしれない。

そこから見える世界が暗くなるのは当然。だったら、暗い世界を嘆くのではなく、ただサングラスを外してしまえばいい。

そこに映る世界は強烈に眩しく、思わずまぶたを閉じてしまうかもしれない。再びサングラスが欲しくなるかもしれない。

それでもなお、サングラスを外す事が出来るか。

世界を直視する事が出来るか。

あなたにその“勇気“があるか。

続く

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