成長は意識の持ち方次第
先月から、60代で空手を一から再開された方の指導をしています。
単なる健康目的とかではなく、試合の出場を目指しておられる方。
オリンピック競技にもなっていた「伝統派」と呼ばれるノンコンタクトの方ではなく、実際にボクシング等と同様に思い切り当てて倒し合う方のフルコンタクトと言われる方の空手の試合なので、相当な覚悟がいるはずなんですよね。
でも、若い時に諦めてしまった「本当の自信を持ちたい」という目的のために頑張っておられています。
夜勤が多い仕事をされていて、肉体的にもかなりキツイと思うのですが、一生懸命に取り組んでおられてちょっとビックリする位の上達ぶりを示されています。
努力はある段階に来た時に、パッと顕在化するものですが、昨日その瞬間を見ました。
やってもやっても変わらない様に見える地味な努力が、表の世界に現れる時がある。
その瞬間はご本人は勿論でしょうが、指導者としても、本当に嬉しい瞬間なんですよね。
若くて元気があってもダラダラと取り組む人間が多いもの。若くてまだまだ時間があると思うから、真剣に取り組めないという面もありますが、人間って結局は意識次第やなと痛感させられています。
いつも見ていて、こちらが感動を与えられています。
本当に有難い事ですね。