「叱られない世代」の若者

これ、ほんまそう。

「怒られてる内が花なんやで。世間は冷たいで。その間に直さへんかったら、黙って見捨てられるんやで」って、昔おばあちゃんによく言われましたね。

ふてくされたり、拗ねたりする人間って、見捨てられるだけやのに、いつまでもお子ちゃまの感覚でいる人を見ると不思議に思う。

以下、西野さんのFacebook記事より抜粋。

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「上司に叱られた時に拗ねたら終わりで、ヘソを曲げたら終わりです。あなたがしなければいけないのは、「大至急改善すること」だからです。

勘違いしてはいけません。

上司はあなたのパパやママではなく、ビジネスパートナーです。

ビジネスパートナーは、互いに価値を提供し続けることができないと一緒にいることはできません。

日本は老人大国だから20代が『若者』として子供扱いされますが、20代は『成人』であり、ビジネスシーンでの呼び名は『若者』ではなく『プロ』です。

ここでは、20代であろうと40代であろうと同じリングに立たされ、そしてシンプルに弱いヤツ(へそを曲げて勉強しないヤツ)が荷物をまとめて田舎に帰らされます。

大学を卒業するまで『暗記すること』ごときを勉強と呼んできてしまった生ぬるい人生を大急ぎで後悔した方がいいし、『叱られ耐性』を身につけらない時代に生まれたことを本気で嘆いた方がいい。

『拗ねる人間』や『へそを曲げる人間』はチームには必要なくて、『遅い人間』もチームには必要ありません。

さらにいうと『価値を生めない人間』もチームには必要ない。

努力したかどうかは、ここでは一切関係ありません。

常に、たずねられているのは『結果』です。

そしてセカンドチャンスはありません。

これが鬼の棲家の法律で、ここでは毎日たくさんの首が切られています。

ここは人間の緩い道徳を持ち込んでいい場所ではありません」

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若くても気付く人は気付いているんですよね。

危機感を持っていれば、ぬるま湯に居る危険を感じると思う。

気付いている人と、いつまでも気付けない人との差は、ますます大きくなりますよね。

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「僕らが『叱られない時代』に生まれた不幸にはもう気づいています。その結果、僕らは間違ったことに時間を使ってしまい、その結果、叱られることで基礎の型を身につけた今の30代や40代の方々の背中がどんどん離れていっている気がしてなりません。

間違いの指摘すらも『パワハラだ!』と名づけてしまう一部の人間のせいで、結果、ワリを食っているのは僕らです。

少なくとも僕は、間違っていることに対しては、『間違っている』と言って欲しいです。今回の記事が若手社員全員で共有できたことに感謝します」

ですって。

仕事の関係で、日本とアメリカのエンタメシーンを行ったり来たりしているのですが、「若者」みたいな感じで子供扱いされるのは日本特有のノリで、向こうは21歳を超えたら、もう立派な大人で、30代や40代や50代と同じ土俵で戦わなきゃいけない。

当然、そこで良いパフォーマンスができなければクビで、そこには「まだ21歳だし」みたいな同情はない。

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これって分かる人は、子供の頃からちゃんと分かっていて、学校や習い事でも「苦言を呈される」事を望む、受け入れられるタイプと嫌って避けるタイプが居ましたよね。

自分が成長したい人は、課題を与えられたり、苦言を呈される事から逃げない。

ぬるま湯に浸かって居たい人は、それを避ける。

心理学で言う「コンフォートソーン」ですが、そこに留まり、「ゆでガエル」になる人とそれを察知する能力がある人って事になるんでしょうね。

記事はこちら→【「叱られない世代」の若者を叱ってみた結果…】 

【「叱られない世代」の若者を叱ってみた結果…】 
 
 
 
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叱れない時代だからこそ「お叱り代行サービス」のニーズがある
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昨日、サロン内でチョット面白いことがあったので、共有させていただきます。
 
まぁ、詳しくはサロン記事を読んでいただきたいのですが…ザックリ言うと、とあるエンタメプロジェクトの甘えを西野がガッツリと叱った後に、とびっきりの愛で抱きしめたんです。
 
その前半の「お叱りパート」で、「プロの世界って、こういうもんだよ」という話をさせていただいたんです。
 
ちょっと、途中を割愛しながら、その部分を読み上げますね。
 
「上司に叱られた時に拗ねたら終わりで、ヘソを曲げたら終わりです。
あなたがしなければいけないのは、「大至急改善すること」だからです。
勘違いしてはいけません。
上司はあなたのパパやママではなく、ビジネスパートナーです。
ビジネスパートナーは、互いに価値を提供し続けることができないと一緒にいることはできません。
日本は老人大国だから20代が『若者』として子供扱いされますが、20代は『成人』であり、ビジネスシーンでの呼び名は『若者』ではなく『プロ』です。
ここでは、20代であろうと40代であろうと同じリングに立たされ、そしてシンプルに弱いヤツ(へそを曲げて勉強しないヤツ)が荷物をまとめて田舎に帰らされます。
 
大学を卒業するまで『暗記すること』ごときを勉強と呼んできてしまった生ぬるい人生を大急ぎで後悔した方がいいし、『叱られ耐性』を身につけらない時代に生まれたことを本気で嘆いた方がいい。
 
『拗ねる人間』や『へそを曲げる人間』はチームには必要なくて、『遅い人間』もチームには必要ありません。
 
さらにいうと『価値を生めない人間』もチームには必要ない。
努力したかどうかは、ここでは一切関係ありません。
常に、たずねられているのは『結果』です。
そしてセカンドチャンスはありません。
これが鬼の棲家の法律で、ここでは毎日たくさんの首が切られています。
ここは人間の緩い道徳を持ち込んでいい場所ではありません」
 
 
まぁ、要するに「今から、あなたに注意をするけど、拗ねちゃダメだよ」という前置きですね。
 
もちろん、この後に、ガッツリと抱き締めるパートもあったことをお忘れなく。
 
で、この「お叱りパート」を書いたところ、経営者さん達から「お礼のDM」をいただいたんです。
 
僕のオンラインサロンって、「法人会員」もやってまして、企業単位で買ってくださっているんです。
 
https://salon.jp/nishino-corporatemember/
 
たとえば、社員30名のA社が法人会員に登録していたら、毎朝、僕がサロンに投稿する記事が、その30名の社員さんそれぞれのメールに届くんです。
 
そういう建て付けになっているので、経営者さんからのお礼というのは「こういう本当のことを言うと『パワハラ』扱いされてしまう世の中になってしまったので、今回のように、現実の厳しさを包み隠さず、そして(情けない話ですが)代わりに叱っていただけるのは本当に助かります」という内容でした。
 
昨日、これについて、けんすうサンが解説していたんですけども、曰く「西野さんが厳しいことを言ってくれると、社長は『西野さんって、ちょっと厳しいよねぇ』という社員側のスタンスを守りながら、社員さんに現実を伝えることができる」と。
 
まぁ、確かに(笑)
ずるい(笑)
 
今、法人会員は地味に契約が200社を超えていて、ちょっとした人気コンテンツになっているのですが、そこには「お叱り代行サービス」的なニーズがあったのかもしれません。
 
 
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「叱られないこと」を嘆いている新人だっている
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…で、話はここで終わりじゃないんです。
 
なんか、「時代的にも叱ることができない上司」からの「お礼のDM」は、まだチョット想像がつくじゃないですか?
 
違うんです。
 
昨日、意外に多かったのが、西野に間接的に叱られた若手スタッフさんからのお礼のDMや、コメントだったんです。
 
お一人の方から許可を頂いたので、いただいたメールを読み上げますね。
 
「僕らが『叱られない時代』に生まれた不幸にはもう気づいています。その結果、僕らは間違ったことに時間を使ってしまい、その結果、叱られることで基礎の型を身につけた今の30代や40代の方々の背中がどんどん離れていっている気がしてなりません。間違いの指摘すらも『パワハラだ!』と名づけてしまう一部の人間のせいで、結果、ワリを食っているのは僕らです。少なくとも僕は、間違っていることに対しては、『間違っている』と言って欲しいです。今回の記事が若手社員全員で共有できたことに感謝します」
 
ですって。
 
仕事の関係で、日本とアメリカのエンタメシーンを行ったり来たりしているのですが、「若者」みたいな感じで子供扱いされるのは日本特有のノリで、向こうは21歳を超えたら、もう立派な大人で、30代や40代や50代と同じ土俵で戦わなきゃいけない。
 
当然、そこで良いパフォーマンスができなければクビで、そこには「まだ21歳だし」みたいな同情はない。
 
こういう基準で動いている人達と対峙しなきゃいけないのに、「間違っているのに、叱られずに、するずる続けてしまう」はかなりハードモードです。
 
でも、日本はルール上、そうなってしまっているので、なので、途中で出てきましたが「お叱り代行サービス」のニーズは意外とあるなぁと思いました。
 
ちなみに、コンサルの潜在的なニーズには、「若手社員を代わりに叱ってくれる」か、「暴走している社長を代わりに叱ってくれる」があるらしいです。
 
今日は、叱れない時代だからこそ「お叱り代行サービス」ってあるなぁ、というのと、
そして、もう一点、「今の時代の若者は叱られるとすぐにシュンとしてしまう」という感じでひとまとめにされがちですが、「叱られないことを嘆いている新人だっている」ということ。
 
この声にはキチンと耳を傾けてあげて欲しいなぁと思います。 
 


 

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